ブラジル南部 - 穀倉地帯で大洪水 日本への影響も重大 [食糧一般]
長周新聞第9130号より
ブラジルでは二〇二三年の秋から二〇二四年の春まで猛暑や干はつが続いた。コーヒー豆の約三割以上をブラジルから日本は輸入している。二〇二三年一月に1トン当り二〇〇〇ドルほどだったものが、二倍以上になり、日本のコーヒーメーカー大手は四月に即席コーヒーを約二割値上げした。
さらに日本に輸入されるオレンジ果汁の約六割をブラジル産のものが占める。それが不足し、ジュースの販売休止があいついでいる。さらに、約二割を占める大豆の生産量も減少したため、大豆油の価格が高くなる可能性もある。
ブラジル南部 穀倉地帯で大洪水
ブラジル南部では、四月末から続く記録的な大雨により各地で大規模な洪水が発生し、死者一四九人、行方不明者は1〇八人にのぼり、「ブラジル史上最悪の水害」にといわれる事態になっている。
日本が輸入する鶏肉の約七割はブラジルからだ。今回大きな被害を受けたブラジル南部は鶏肉の生産地域であり、ブラジル産鶏肉の価格が値上がりする可能性がある。専門家は「南部は鶏だけでなく、鶏の飼料も生産しているため、影響は大きい。価格は上がらざるを得ない」と指摘している。
食料供給困難事態対策法が可決・成立したが 2024年6月㈡ [食糧一般]
食料供給困難事態対策法が可決・成立したが 長周新聞第9129号 2024年6月?
命令しても生産者おらず
国内の食料危機に備えることを名目にした「食料供給困難事態対策法」(困難事態法)を含む改正食料・農業・農村基禾法の関連三法が一四日、参院本会議で可決、成立した。自民・公明・維新か賛成した。[→]?を見よ
食料危機の兆候を把握したさいに政府が生産者に増産を命令する権限強化のみ。食料の輸入依存のなかで衰退してきた国内農輩を抜本的に立て直す施策とはほど遠いものといえる。
食料供給困難事態対策法が可決・成立したが 2024年6月㈠ [食糧一般]
食料供給困難事態対策法が可決・成立したが 長周新聞第9129号 2024年6月㈠
輸入依存で農業衰退・・食料危機で増産命令というが・・・命令しても生産者おらず
国内の食料危機に備えることを名目にした「食料供給困難事態対策法」(困難事態法)を含む改正食料・農業・農村基禾法の関連三法が一四日、参院本会議で可決、成立した。自民・公明・維新か賛成した。
食科自給率が三八%とG7最下位にあるなか、バンデミックや干ぱつなど世界同時不作、鳥インフルなとの家畜伝染病の蔓延、さらには戦争情勢下の輸出規制、円安や価格高騰などが食料安令保障を揺るがすという懸念から始まった法改疋だが、
目玉となったのは食料危機の兆候を把握したさいに政府が生産者に増産を命令する権限強化のみ。食料の輸入依存のなかで衰退してきた国内農輩を抜本的に立て直す施策とはほど遠いものといえる。
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