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ウクライナ・ノートー2023;0427 [バイデンのアメリカ合衆国を占う]


<露政府は、ウクライナの戦争状態が長引くほど、ロシアに有利になるので、すでに勝っていることを言わずに黙っている。露軍が今にも負けそうだと喧伝する米国側マスコミのインチキ報道を訂正せず裏でニヤニヤしている。 本当は、ウクライナ戦争が長引くほど、米国側とくに欧州がロシアからの資源類の輸入を止めて自滅し、米覇権体制が崩れて多極化が進み、 中国やBRICSなど非米諸国がロシアの味方になってくれる。これはニヤニヤするしかない。
 ウクライナが勝てないと確定したら、その後のウクライナはゼレンスキー政権に対する失望感が急増し、政権転覆を画策する「逆マイダン革命」になるという予測も出始めている。 この再革命が起き、ゼレンスキーが失脚して政権転覆になると、その後の新政権は、米欧NATOからの介入を拒否する方向性を持つ可能性か高い。 ウクライナが米欧に頼らないなら誰に頼るのか。中露だろう。そのために習近平が和平提案して待っている。
今回はロシアと戦争しているので、戦後のウクライナが露骨に親露になるのは難しい。それよりむしろ、習近平が和解を仲裁し、他のBRICSや非米諸国も戦後のウクライナを温かく非米側に迎え入れる。 その流れの中で露ウクライナが和解していく。このシナリオなら無理が少ない。ブラジルのルーラ大統領ら、中国以外の非米諸国が早速「ウクライナ仲裁クラブを作ろう」と言っている。フランスのマクロンも便乗組だ。

ゼレンスキー政権が転覆されるのでなく、ウクライナが国家ごと崩壊してしまうと、東部とクリミアはロシア領になることが確定し、西部はポーランドの傘下に入る可能性が高い。西部はポーランドの影響下にある政権が新設されて(もしくはゼレンスキーが権力を保持したままポーランドの傘下に入り)ウクライナという国名が残るかもしれない。この場合、名目的には国家崩壊でない。

米政府はまだ表向き「ウクライナが勝つまで支援し続ける」と言っているが、裏ではすでにウクライナの負けで戦争が終わる展開に対する準備を始めている。 5月に予定されている「反撃」をウクライナ軍が延期するか、挙行しても成功せずに終わった場合、米政府がウクライナ戦争を失敗とみなして「敗北後の戦略」に移行する。

米国がウクライナでロシアを打ち負かせないと結論づけて撤退する場合、ウクライナだけでなく欧州(少なくとも東欧)全体から米覇権が撤退する。 ポーランドやバルト三国は、唯一最大の後ろ盾だった米国を失い、無力な状態でロシアの前に立たされる。ポーランドもバルトも、ロシア敵視を維持できなくなる。

そこに習近平がやってきて「仲裁するので非米側に来ませんか?。米欧にぶら下がるのはもうダメでしょ。ロシアと隠然と和解させてあげますよ。一帯一路に入りませんか?。支援しますよ」と提案する。 ポーランドやバルトは、冷戦時代のようにロシアの惨めな傀儡国に戻るのでなく、中露・非米側の一員になるのなら、むしろ今後の米覇権崩壊後の世界で繁栄できる良策になる。行き詰まりから脱出できる。 他の東欧諸国も非米側に入りたがる。マクロンのフランスですら、そうなることを見越して4月に訪中した(G7やNATOという「米覇権の監獄」に閉じ込められて足抜けさせてもらえてないが) 



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トランプ米大統領は任期が切れる1月20日前に、アフガニスタン、イラクに駐留の4500人規模の米軍の撤退を行う構え [バイデンのアメリカ合衆国を占う]

9月11日に、米国のザルメイ・ハリルザド・アフガン担当特使は10月中旬から11月中旬にかけてアフガニスタン駐留米軍を約4500人まで削減すると述べていた。
10月8日にはロバート・オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が「アフガニスタン駐留米軍を2021年春にかけて2500人にまで削減する」旨発言したと報じられた。
11月16日に、英タイムズ紙は消息筋からの情報として、トランプ米大統領は任期が切れる1月20日前に、アフガニスタン、イラクに駐留の4500人規模の米軍の撤退を行う構えだと報じた。
トランプ大統領は、彼が辞任する1月20日までに撤退を進めたいと述べた_methode_times_prod_c6.jpg
10月9日に解任されたマーク・エスパー国防長官は、機密の手紙の中でアフガンからの米軍の完全撤退に反対していた。国防長官代理に任命されたクリストファー・ミラーは、「さあ、家に帰る時間だ」と彼は国防総省の参謀にメモを書いて、軍の撤退が彼の優先事項であることを示した。タイムズ紙は、この解任と任命が絡んでいると推測している。
トランプ大統領は、軍隊を帰国させ、「果てしない戦争」へのアメリカの関与を止めると誓約してきた。


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