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オミクロン株でも季節性インフルより致死率が高い [コロナ・ウイルス]

2022年3月2日17時より、厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策について助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の74回会合が開かれた。

オミクロン株の重症度がこれまでの株に比べて低いことなどから、一部の専門家から季節性インフルと同程度との意見が出ていた。それで、専門家有志が、比較した分析結果をまとめ、報告書を提出した。未だ流行中であること、収集・把握されている症例数、期間などが違うことから正確な評価は難しいとしながらも、オミクロン株の致死率CFRは季節性インフルエンザよりも高いとした。

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季節性インフルエンザの致死率は、3種類試算して0.006%から0.018%、0.010%から0.052%、0.09%と推計した。要約すると0.006~0.09%(上図では黄色青色
オミクロン株の致死率は、今年1月以降の累積死亡者数と累積陽性者数から計算し、2月21日時点で、0.13%と推定した。新型コロナは感染確認から遅れて死者が報告されることを踏まえ、致死率は「さらに上昇傾向にある」と指摘した。
新型コロナウイルス感染症全体の致死率は、流行当初は5%を超えていたが、2021年後半以降は1%を切るようになったと評価。オミクロン株自体の致死率が、それまでの流行株より低いことと、ワクチン接種の効果によるものだと指摘・評価。「予防接種が充分に行き渡るまでに流行の抑制策を取ること」の重要性を指摘してる。
ニジヤ感想 推定値でも季節性インフルエンザの21倍から1.44倍高い。オミクロン株の致死率は更に上がるから、倍差も拡大する。季節性インフルエンザと同じ扱い法的には2類から5類に変更はできない。
  アドバイザリーボードの資料の3頁目、オミクロン 株の特徴に関する知見【 重症度 】

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500万人以上の子供がCOVID-19新型コロナで親または世話をしてくれる介護者を失いました [コロナ・ウイルス]

The Lancet Child&Adolescent Healthで2月24日に発表された国際チームによる研究。
https://www.thelancet.com/journals/lanchi/article/PIIS2352-4642(22)00005-0/fulltext

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研​​究では、超過死亡率と出生率の、2020年3月1日から2021年10月31日までの、COVID-19の死亡の76%相当する21か国をデータを使用。


調査では、2020年3月1日から2021年4月30日までの1年2ヶ月間に、推定273万・2,737,300人の17歳以下の子供が、親または親権者または同居している祖父母の死亡を経験した。2021年4月30日から10月31日までの6か月間に、推定246万・2,463,000人増えてる。
2020年3月1日から2021年10月31日までの20ヶ月間に推定520万5,200,300人の17歳以下の子供が親または親権者または同居している祖父母の死亡を経験した。

祖父母の喪失は、特に低所得の環境での子供の世話における彼らの重要な役割を考慮した。祖父母を含む拡大・3世代家族世帯に住む子供の割合は、世界全体で38%、アジア太平洋地域ではほぼ50%です。
アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、イングランド、ウェールズ、フランス、ドイツ、インド、イラン、イタリア、ケニア、マラウィ、メキシコ、ナイジェリア、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、南アフリカ、スペイン、米国、ジンバブエ。  21か国(COVID-19の死亡の76%に相当)

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2022年2月23日~ [コロナ・ウイルス]

香港:1日の感染者7000人超
香港衛生当局の発表によれば、2月22日午前0時時点集計の単日の新規感染確認は流行開始以来最多だった前日から1322人減の6211人。内訳は市中が6208人、輸入性(海外からの入境者)が3人。市中ケースの大半がオミクロン変異株疑いとのこと。   https://nordot.app/868798923317510144

韓国でオミクロン株急拡大、全土で1日約17万人感染
韓国では、22日に全土で確認された新型コロナウイルスの新規感染者が17万人を越え、過去最多と更新した。前日と比べ約1.7倍の急激な増加をとなっている。韓国の保健当局が発表したところによると、22日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は17万1452人。日本同様、オミクロン株が急速に拡大しており、前日と比べ約1.7倍と急激な増加を見せている。 https://nordot.app/869231411873169408

デンマークオミクロン株BA.2が優勢株となっているの現状
感染者数はBA.2の影響か一度下がった後、再上昇しています。
死亡者数は現在も増加傾向。
イギリス:イングランドでコロナ規制を予定通り全廃
陽性者も法的には自主隔離の必要制なし。
無料の大規模検査は終了。
ワクチンパスポートも終了。
当然ながら今後の変異のリスクから、懸念の声は上がっています。
https://twitter.com/influenzer3/status/1496105917485826051

日本
2月22日に確認された感染者数は69475人。
オミクロン株BA.2は先月30日までの1か月で新規感染者の0.6%
BA.1感染直後は抗体価上昇により、一時的にBA.2に対する防御能を獲得する。
少なくともワクチン接種直後はBA.2に対しても感染防御能を付与できる。
この2つの要素が絡んだ結果、デンマークと同じ動きが世界で見られていない?

2月22日の1日死亡者数は過去最多の319人
昨日までの7日間移動平均の1日死亡者数がすでに200人を超えています。
ちなみに第5波では9/8の89人、第4波では5/18の216人が1日の最多死亡者数でした。
2月発表のコロナ死者
(23日まで NHK速報値)
カッコは人口100万比
①大 阪 619 (70)
②愛 知 331 (44)
③東 京 326 (23)
④兵 庫 304 (56)
⑤神奈川 267 (29)
⑥福 岡 216 (42)
⑦千 葉 212 (34)
⑧北海道 207 (40)
⑨広 島 131 (47)
⑩京 都   93 (36)
 静 岡   93 (26)
全 国  3774 (30)
2/23
死亡は新規感染者統計の遅行指数ですので最低でも10日遅行します。加えて死亡者数の集計は報告・集計遅れで30日前後遅延しますので、現時点で致命率(CFR)を算出出来ません。

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都道府県別のコロナCFR--① [コロナ・ウイルス]

CFR(Case Fatality RatioまたはRisk)は、確定診断がついた病人・患者のうち、その感染によって死に至る割合。
冬に流行るインフルエンザ、季節性インフルエンザは、例年の感染者数は国内で推定約1000万人いると言われてる。国内の2000年以降のインフルエンザによる死因別死亡者数は214(2001年)~1818(2005年)人です。
ですからインフルエンザのCFRは、推定0.02%≒0.18/1000

また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。

新型コロナCOVID-19の日本のCFRを調べた。2022年2月15日現在で調べてみた。
厚生労働省ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 健康 > 感染症情報 > 新型コロナウイルス感染症について > 国内の発生状況など 
 https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1


日本全国では、感染者数は396万5968人、死亡者数は2万0486人でCOVID-19の日本CFRは0.52%。2/15現在
インフルエンザの26倍ある
人口百万人当たりの感染者数は2万6177.5人。死亡者数は161.2人。

都道府県別はどうか。全国よりも大きいCFR欄などは彩色した
先ず、北海道、東北、関東、甲信越、東海、北陸の地方を上げる。

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続く

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コロナ・東京ではドミナント(支配的地位)は駆逐済、Eek(E484K)を持つ変異株がになっている [コロナ・ウイルス]

Hiroshi Makita Ph.D.@BB45_Coloradoのtwitter より


東京では在来株はとっくに駆逐済、Eek(E484K)を持つ変異株がドミナント(支配的地位)になっている。これをB.1.1.7が更に置換してドミナントになるのが5月である。
東京では在来株はとっくに駆逐済EzC79C3VIAAuoDP.jpg
東京では、3月上・中旬には既にEekがドミナントであった。これまでのCOVID-19エピデミックでは、変異株の急増は、その時点でのドミナントが何らかの理由で減衰する過程で生じている。
現在東京ではドミナントとして拡大期であったEekがB.1.1.7に圧迫され、ドミナントを失おうとしていることに特徴がある。
B1.1.7の倍加時間は10日以下という事が世界ではわかっているが、西日本の事例などから本邦でもそうだろう。
B1.1.7=20I/501Y.V1、UKコロナウイルス変異株、英語: Variant of Concern 202012/01; VOC-202012/01  ヴェアリィアントゥ オフ カァンサァー(ル)ン(ヌ)
B.1.1.7の場合、ほかの変異株より20歳未満の感染者の割合が高かった。「この株は感染力が強いだけでなく、感染した場合に重症化する割合も高く、われわれの懸念はそこにあります」米国テネシー州のバンダービルト大学の医療センターの感染症学教授ウィリアム・シャフナー氏はこう言う。
フランス、パリにあるパスツール研究所のウイルス免疫部門責任者オリビエ・シュワルツ氏によると、すべての年齢層において新規変異株の感染力が高まっており、学校や保育園で密接な接触がある子どもたちは、以前よりも感染しやすくなっている。であれば、子どもたちはお互いに、また家庭において、さらに感染を広げやすいはずだ。

3月10日付けで医学誌「BMJ」に発表された英国の調査では、新規変異株の方が致死リスクが32〜104%高かったことが示された。
B.1.1.7がウイルスのタンパク質に関わる変異を非常に多く獲得し(計17カ所)、その中にはヒトの細胞に取り付く部分であるスパイクタンパク質の変異が8カ所もあるためだと研究者らは考えている。

変異株B.1.1.7のスパイクタンパク質の遺伝子には、「欠失」と呼ばれる変異・遺伝子コードの一部分が欠如する変異がいくつかある。

「欠失」のため感染後に体の免疫反応が起こっても、この変異株は抗体を逃れやすくなるという研究結果が2月5日付けで学術誌「Nature」に発表された。
また「欠失」はスパイクタンパク質の遺伝子を標的とする一部の検査キットにおいて、偽陰性の結果が示される原因ともなる。これは「SGTF(Spike Gene Target Failure) failure とは【意味】失敗,不成功」と呼ばれ、米食品医薬品局(FDA)は、米国内においてB.1.1.7およびその他の欠失変異株が増加していることにより、検査で偽陰性の結果が出る可能性に対処するよう勧告を出している。
  】
B.1.1.7とEekは競合状態にあるのが、この関係が崩れれば、B.1.1.7が一挙にドミナントを取る。4月中・下旬から5月上旬と思われる。東京は大阪に3週間程度遅行しているだけである。

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