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大豆タンパク質で脂肪肝発症を予防 [油脂ー搾油、栄養、コレステロール]

肝臓の中にバターと同じような脂である中性脂肪が滴のように溜まってくるのを脂肪肝といいます。放置すると肝硬変や肝臓がんになりかねないばかりか、糖尿病の発症リスクの上昇、動脈硬化の促進といった危険性もあります。また、自覚症状がないので気づきにくいという特徴もあります。肝臓の組織を顕微鏡で見たときに、全体の30%以上の面積を占めていれば、脂肪肝と診断されます。近年急増中で、日本人は成人の3人に1人がなっているとも言われています。



原因は「生活習慣」特にお酒の飲みすぎなど食生活。


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非アルコール性脂肪肝は砂糖過剰摂取や脂肪を多く含む食事の摂取によって発症し、肥満と関連の強い病気ですが、標準体重でも発症している場合があり、その場合は将来的にメタボリックシンドロームを発症する可能性が高いことが指摘されています。

国立健康・栄養研究所は、砂糖過剰摂取によって発症する脂肪肝は脂肪酸合成に働く遺伝子発現量が増加するために発症すること、高脂肪食摂取によって発症する脂肪肝は脂肪酸取り込みや脂肪滴保護に働く遺伝子発現量が増加するために発症することを研究でつきとました。

そしてマウス食餌試験で、大豆タンパク質中に2割ほど含まれているβ-コングリシニンの脂肪肝発症予防効果について調べました。β-コングリシニン投与群は、砂糖過剰摂取させた場合も高脂肪食摂取させた場合も脂肪肝を発症しませんでした。先程の遺伝子発現量を増やすトリガー・引き金役の活性化が抑制されていました。


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「大豆タンパク質の一種であるβ-コングリシニンは、非アルコール性脂肪肝発症予防に大変有効な食品成分であることがわかりました。」(主要栄養素研究室 山﨑 聖美)





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